帯電防止対策を施した医療従事者向けエプロン型防護服

 静電気対策フィルムなど製造のサンプラスチック(那須塩原市北赤田、大江正孝(おおえまさたか)社長)は、新型コロナウイルス対策で使う医療従事者向けに帯電を防止したエプロン型防護服「サンプラガウン」を開発し、県内5事業者の協力を得て今月から生産に乗り出した。

 医療従事者向け防護服は海外製がほとんどで、静電気対策が施されていなかったり、薄くて破れやすかったりするという。静電気が起きると、うまく着脱できないばかりか、ほこりなどの付着や医療機器トラブルの原因になりかねなかった。

 新しい防護服は電子基板などを包装するポリエチレン製の帯電防止フィルムを使用している。厚さも海外製の2倍以上の0.05ミリと強度を増し、「安全性、安心感を高めた」(大江社長)。背部にはミシン目を入れ、使用後は破いて脱げるようにした。

 サンプラスチックが企画開発とフィルム製造を担い、軟質樹脂製品製造のシンデン(小山市)がフィルムの裁断を担当した。プラスチック製品加工のオフィス日光(宇都宮市)とアイデアル(那須塩原市)、医療機器組み立てのテクニカル(同)、就労継続支援A型事業所ポラリス(大田原市)が製品化した。

 県のマスク・医療関連製品等生産設備導入支援補助金の採択を受けた。月産3万枚を目標に生産し、県や那須塩原市に納入する。設備増強後には年内にも10万枚に引き上げ、県内外の医療機関に供給する方針。