咲き始めた下侍塚古墳のヤマユリ

 栃木県大田原市湯津上の国指定史跡「下侍塚古墳」でヤマユリが咲き始め、墳丘保護のために植えられたアカマツの緑の葉と、甘い香りを放つ白い花が競演している。

 ヤマユリは約15年前、侍塚古墳松守会の平野精一(ひらのせいいち)会長(80)と、当時の旧湯津上村歴史民俗資料館長今泉宏(いまいずみひろし)さん(80)の2人が、自生していた球根5個ほどを日当たりの良い南西に移植。その後、風で種子が飛ぶなどして、現在は墳丘の周囲に150本ほどが点在している。

 今年は12日ごろから順次開花し、来週前半まで見頃が続くという。平野会長は「古墳を見ながら古代ロマンに癒やされたり、ヤマユリの花と香りを楽しんだりしてほしい」と話している。