宇都宮市の優先調達額の推移

 【宇都宮】障害者の自立促進を目的に、市が2019年度に就労支援事業所や作業所などから物品や役務を優先調達した額は1534万148円で、過去最高になった。事業所が扱うサービス内容が庁内で浸透してきたことに加え、市が新たに始めた障害者の雇用を後押しする企業「特例子会社」への発注も調達実績の増加につながったという。障害者の平均工賃も過去最高になった。

 優先調達の主な内容は、廃食用油や使用済み小型家電といった資源回収(約261万円)や保育園などのパン製造(約248万円)、点字版広報誌の印刷業務(約176万円)など。

 最高額になったことについて、市障がい福祉課は「事業所が注文を受け付けている業務や製品の内容が庁内で広く知られるようになった」と分析。さらに、国から認定された「特例子会社」に委託した、民間企業と就労支援事業所などをつなぐマッチング事業も底上げの要因になっているという。