儀平の功績などをまとめた冊子を制作した漆原さん

 【栃木】都賀町合戦場の合戦場郵便局長、漆原康史(うるしはらやすし)さん(46)がこのほど、同所の歴史やゆかりの偉人をまとめた冊子を作った。合戦場出身で日立製作所創業者の小平浪平(おだいらなみへい)(1874~1951年)の功績などを紹介したほか、浪平の兄儀平(ぎへい)(1871~1944年)にも光を当てているのが特徴だ。

 漆原さんは地域活性化を目指す市民団体「合戦場の知名度を全国区にする会」の代表でもある。これまで同郵便局前に金色のポストを設置したり、浪平の生家にちなんだオリジナル御朱印を作ったりするなど、さまざまな活動で合戦場をPRしてきた。

 今回の冊子は、市民活動を資金面から支援する市の制度「とちぎ夢ファーレ」を活用して作った。例幣使街道の宿場町だった同所の歴史などに加え、漆原さんが独自に研究を重ねた儀平について詳しく紹介した。

 儀平は浪平の活躍を陰で支えた3歳上の兄。父惣八(そうはち)が47歳の若さで亡くなり、医師を志していた儀平は家計の柱となるために学業を断念したという。