生き生きと演奏する佐藤さん

 【小山】新型コロナウイルス感染症の影響で演奏会が減る中、音楽家を励まそうと、犬塚4丁目の喫茶店「カフェリフジ」で11日、同店と親交の深い栃木市在住のオカリナ奏者佐藤一美(さとうかずみ)さん(53)のミニコンサートが開かれた。市内外から約30人が訪れ、表情豊かなオカリナの音色に聴き入った。

 同店を経営する山本悦子(やまもとえつこ)さん(72)が企画した。佐藤さんとは23年前に同店で開いたコンサート以来、交流を続けているという。感染対策として店の窓を開け、訪れた人には用意したフェイスシールドの装着をお願いした。

 佐藤さんはピアノ伴奏とパーカッションのリズムに合わせ、「エリーゼのために」や「コンドルは飛んでいく」など幅広いジャンルの曲を披露。曲間では「春は一度も演奏の機会がなかった。今回は命をいただいているような思いです」と喜びを語った。

 宇都宮市から訪れた50代の女性は「どの曲も素晴らしかった。佐藤さんの生き生きとした姿に感動した」と感想を語った。山本さんは「このような小規模な演奏会が広がることを期待したい」と話した。