宇都宮大の学部長たちが受験生らにメッセージを送る動画の画面

 新型コロナウイルスの感染拡大を防ぐため、栃木県内の各大学がオープンキャンパス(学校見学会)の開催方法に知恵を絞っている。宇都宮大はオンラインの「バーチャルオープンキャンパス」を、今月中旬から展開する。動画で各学部の特色を紹介し、オンラインでの個別相談にも応じる。一方で人数制限など規模を縮小し、従来の対面型を中心に行う大学もある。感染対策と魅力PRの両立に向け、各大学で模索が続く。

 宇都宮大が例年7月に開くオープンキャンパスは、県内外から約7~8千人の参加があるという。今年は「新しい大学生活様式」を掲げ、非対面型(オンライン)とした。

 「バーチャルオープンキャンパス」は、同大の「受験生応援サイト」内で展開する。中旬から開始する説明会は事前申し込みが必要で、教員が受験生らに各学部の特色などを伝える。全5学部の学部長のメッセージ動画などは既に公開している。

 同大は6月中旬に県内の高校約80校へ入試に関するアンケートを実施。「部活動などが大幅に制限され、推薦はどうアピールすればいいのか」などの不安が多く寄せられたという。同大アドミッションセンターの斎藤高弘(さいとうたかひろ)センター長(58)は「オンラインで質問や疑問に直接答え、不安の解消に努めたい」と力を込めた。

 足利大や自治医大もオンラインで開催する。自治医大の担当者は「全国から来場があり、感染リスクを考慮した。遠方の受験生は参加しやすくなるかもしれない」と説明した。

 オンラインと対面型を組み合わせる大学も。帝京大宇都宮キャンパスは「自宅から帝京大を体験しよう」と動画などが視聴できる特設サイトを開設した。通常のオープンキャンパスも、人数を絞って実施する。

 一方で国際医療福祉大大田原キャンパスは完全予約制で規模を縮小し、26日に学内で開く。オンラインで個別相談にも応じる。担当者は「今年は食事の提供もやめる。密を避け、感染対策を徹底したい」と語った。