大規模修理が終了した日光二荒山神社本殿のきらびやかな屋根

有料拝観エリアから見えるようになった本殿屋根

大規模修理が終了した日光二荒山神社本殿のきらびやかな屋根 有料拝観エリアから見えるようになった本殿屋根

 【日光】山内の世界遺産「日光の社寺」にある現存建造物の中で最古とされる日光二荒山神社本殿で行われている大修理がほぼ完了した。工事現場の足場が解かれ始め、真新しい屋根を見ることができる。同神社の斎藤芳史(さいとうよしふみ)権宮司は「建てた時の輝きがよみがえっており、一番奇麗な状態の今の本殿を多くの人に見てほしい」と話している。

 国重要文化財の本殿は、1619年に徳川(とくがわ)2代将軍秀忠(ひでただ)が建造。二社一寺が運営する公益財団法人「日光社寺文化財保存会」が2013年6月から大修理を進めている。

 本殿の大修理は約60年ぶりだが、屋根部分の大規模修理は建造以来初めてとなる。高さ8メートル、面積約417平方メートルの屋根を解体して木材の補修・補強を行い、瓦ぶきや錺(かざり)金具の取り付けなどが行われた。

 同神社によると、一般の立ち入りができない内部を含め、本殿の修理はおおむね6月中旬に完了。現在、周囲を覆っていた工事の足場はほとんど撤去された。境内の有料拝観エリアの神苑(しんえん)付近から、金色に輝く錺金具や黒漆が塗られた屋根など、修理を終えた本殿の外観を見ることができる。