インタビューで足銀での12年間を振り返る藤澤前会長=6月、下野新聞社

 足利銀行で2008年7月から頭取や会長などを歴任し、今年6月に退任した藤澤智(ふじさわさとし)氏(73)が9日までに、下野新聞社のインタビューに応じ、足銀での約12年間を回顧した。最も印象深い出来事には16年10月の常陽銀行(水戸市)との経営統合を挙げ、頭取就任当初から「常陽銀が最適と考えていた。ベストな選択だった」と明かした。03年の経営破綻の反省を踏まえ「『当事者意識』を忘れてはならず、後々まで語り継いでほしい」と語った。

 足銀は03年11月に破綻し、一時国有化された。08年3月、受け皿が野村グループに決定し、藤澤氏は同年7月の民営化と同時に頭取に就き、約6年間務めた。