授業する渡辺さん(右)

 【那須塩原】県が開発した夏秋取りイチゴ「なつおとめ」を生産する戸田、渡辺正義(わたなべまさよし)さん(71)が6日、高林小の3年生に出前授業を行った。同校は現在、新型コロナウイルス感染拡大を受けて校外学習を自粛しているため、毎年行っている児童の渡辺さん方のイチゴハウス見学は取りやめ、代わりに初の出前授業が実現した。

 渡辺さんはイチゴの種類や栽培方法を説明。持参したイチゴの苗を3年生23人に配ると、児童たちは興味津々で苗を曲げたり匂いをかいだりして観察した。その後、アルコールシートで消毒した机で渡辺さんのイチゴを使ったショートケーキに舌鼓を打った。

 イチゴを頬張る児童を見つめながら、渡辺さんは「児童がおいしそうに食べてくれてうれしい。来年は見学に来られるといい」とほほ笑んだ。

 3年生を担任する中井香里(なかいかおり)教諭(29)は「(イチゴハウス見学に)今年は行けないのかとがっかりする児童もいた。渡辺さんが授業に来てくれて本当にありがたい」と感謝した。