映像の内容を説明する高橋会長(右)と加藤前会長

 【さくら】自然保護団体「うじいえ自然に親しむ会」は、市内の鬼怒川左岸流域の生物多様性を紹介する映像「母なる川、鬼怒川」を制作した。DVDにして、一部を市内の全小中学校に寄贈した。高橋伸拓(たかはしのぶひろ)会長(46)は「鬼怒川周辺の自然を理解する材料となってほしい」と期待している。

 会は、市内の同河川敷が発見地となった絶滅危惧種のチョウ「シルビアシジミ」の生息環境の保全や、子どもたちが自然と触れ合う活動などを行っている。2003年に発足し、会員は現在約140人。

 今回の製作は、会が2014年に「県ホンダ会・自然環境保全活動支援助成事業」の対象に選出された際の助成金100万円を充てた。撮影から編集まで全ての作業を会員が行い、完成までに約6年を費やした。

 映像は、24分間の本編と12分間のダイジェスト版の2部構成。同流域に生息する野鳥や植物、昆虫などを始め、シルビアシジミとその生息に必要なミヤコグサを守る活動も紹介する。4人の会員が長年にわたり撮影した素材を使用。動画や写真、小型無人機による映像を織り交ぜて変化をつけている。