トップバッターで抽選くじを引いた作新学院高の岩嶋部長

 昨夏の県大会で9連覇を果たした作新学院は交流試合の初戦で足利南との対戦が決定。鈴木蓮(すずきれん)主将は「大会は3回戦までだが、見ている人が『やっぱり作新が一番』と思うようなダントツの強さを見せていく」と息巻いた。

◆栃木県高校野球特集

 チームは夏の甲子園大会の中止決定直後の5月23日から全体練習を再開。その日のミーティングで小針崇宏(こばりたかひろ)監督は「ここ(作新)を甲子園のグラウンドと考えよう。甲子園を目指したことに価値があると思える練習をしていこう」と失意に暮れるナインを鼓舞。以降は例年の夏の県大会前と変わらない高い緊張感を維持しながら試合に備えている。この日も午後2時から約3時間、フリー打撃などで徹底してバットを振り込んだ。

 本番は3年生31人で挑む予定。昨夏から打線の主軸を任され、高校日本代表にも選出された横山陽樹(よこやまはるき)捕手は「相手ではなく、自分たちのやるべきことをやる。甲子園以上の価値のある野球を完成させたい」。小針監督は「高校野球を全うした経験が今後の人生の力になる。負けたら終わりの戦いの中で一戦、一球を自分たちの身にしてほしい」と願っていた。