新型コロナウイルスの影響で今夏に高校スポーツの全国大会や県予選が中止になったことを受け、少なくとも11競技で計画されている代替大会。競技団体との調整に奔走した県高体連専門部の関係者は「3年生が区切りを付けられる大会にしたい」と話し、選手からも「全力を尽くす」と意欲的な声が上がっている。

 全国高校総体(インターハイ)の代替として、全国から寄せられた記録を基にランキングを決定する「全国高校リモート選手権大会」の開催が予定されている陸上競技。県高体連陸上専門部は栃木陸上競技協会の協力を得て、8月の同協会記録会と県選手権大会をリモート選手権の対象大会に設定した。同専門部の藤田明人(ふじたあきひと)委員長(49)は「3年生が実力を試せないで終わるのはしのびない。参加しやすいように早いタイミングに設定した」と話し、多くの3年生の出場に期待を寄せる。

 また、軟式野球は23、24の両日、鹿沼市内で県高野連軟式部主催の「軟式3年ファイナルカップ」を開催。出場4チームがトーナメント戦を行い、県王者を決める。作新学院高の岩本壱冴(いわもといっさ)主将(17)は、「仲間とグラウンドでプレーできる機会ができてうれしい。自分たちの力を出し切り、いい結果を出したい」と抱負を語った。

 このほかにも数競技で本県独自の代替大会開催を模索する動きがあるほか、空手道では中央団体が演技映像で審査する全国大会を開催するなど、さまざまな形で3年生を救済しようという動きが広がっている。