新幹線などの駅をテーマにした木版画の作品と制作者の柏倉さん

 【大田原】北金丸の版画家柏倉多右衛門(かしわぐらたえもん)さん(85)は、東北、東海道などの新幹線各路線の全駅をテーマにした木版画の制作に取り組んでいる。本県関係ではJR宇都宮駅の餃子(ぎょーざ)像や那須塩原駅の駅舎などを描いており、昨年末には8路線目となる山形新幹線の作品が完成した。約20年かけ手掛けてきた作品約170点を中央1丁目のトコトコ大田原西口エントランスショーケースで31日まで展示している。

 柏倉さんは山形県中山町出身で、1997年に横浜市から本県へ転居した。2008年、北金丸にギャラリーを開設し、版画や木彫りの制作活動に取り組んでいる。日本拓版画会会員。

 子どもの頃から鉄道が好きで、定年後に全国の新幹線の駅を版画にしたいと考えていた。作品制作のため、旅行時などに下車した駅では、駅構内や周辺にあるモニュメント、地域をアピールする事物などを撮影。後日、その写真を基に、各駅の象徴的な構図を考案し、木版画を作ってきた。

 十数年前に第1弾の東海道新幹線17駅23枚を制作。3年前にJR宇都宮線19駅(主に県内)23枚、2年前に東北新幹線24駅42枚、昨年は8路線目の山形新幹線10駅16枚を仕上げた。現時点で8路線95駅計約170枚。