6選を果たせず支持者に頭を下げる大久保氏。選挙事務所の壁には各団体などからの推薦状がびっしりと貼られていた=5日夜、小山市城北1丁目の選挙事務所

 5日投開票された小山市長選で、自民、公明両党が推薦した6選を目指す現職が無所属新人に敗れたことに、自民の関係者が衝撃を受けている。ふたを開けてみれば、告示1カ月前に立候補表明した相手に約7千票差。「組織力では圧倒的に現職有利なのに。事実上の惨敗」と、うめきが漏れる。多選の是非が最大の争点となった選挙戦で、市民は明確に「多選にNO」を突きつけた。今秋の知事選で5選出馬が取り沙汰される福田富一(ふくだとみかず)知事の戦略にも影響しそうだ。

 開票が終了したばかりの午後11時。テレビ画面で新人の浅野正富(あさのまさとみ)氏(63)が勝利の雄たけびを上げる中、小山市内の選挙事務所に現職の大久保寿夫(おおくぼとしお)氏(71)が姿を現した。

 支持者らに深々と頭を下げた後、記者団に取り囲まれたが、ぼうぜん自失の表情。「皆さんの支持をいただいていると思っていた。本当に残念だ」と、絞り出すのがやっとだった。