立ち上がっているペンギンのひなに「ネイビー」と名付けた矢田部さん

 【宇都宮】上金井町の宇都宮動物園が販売していたペンギンのひなの命名権が6日までに落札された。餌となるアジの匹数を入札する仕組みで、最多の7千匹(時価約10万円相当)を提示したのは高根沢町石末の家庭教師矢田部明子(やたべあきこ)さん。ひなは「ネイビー」と名付けられた。

 ひなは13日で生後3カ月を迎える。体長は親鳥と同じくらいになったが、体はまだ灰色で、飼育舎でかわいらしい姿を見せている。

 同園では新型コロナウイルスの影響を受けて来園者が激減。矢田部さんは報道などで窮状を知り「力になりたい」と入札を重ねた。資金は特別定額給付金を充てた。同園は約10年前、「死ぬまでにキリンを見たい」と言った母(88)を連れてきた思い出深い場所だという。