福田富一(ふくだとみかず)知事は2日の定例記者会見で、「就職氷河期世代」と呼ばれる30代半ば~40代半ばを対象とした採用試験を、本年度から3年間実施することを明らかにした。本年度は、今年4月1日時点で35歳以上50歳未満の人を対象に実施し、3人程度を採用する予定。

 氷河期世代は、雇用環境が厳しい時代に就職活動を経験し、今でも不本意ながら非正規で勤務している人が少なくとも50万人いるとされる。国は3年間の支援プログラムを通じ、正規雇用者を30万人増やすことを目標としている。

 県が実施する氷河期世代対象の採用は、国の支援プログラムの展開に合わせた就労支援策の一環。本年度は11月下旬に1次試験の筆記試験を実施する見通しだ。詳しい試験案内は、今月上旬にも県人事委員会が公表する。

 福田知事は「ぜひチャレンジしてもらい、厳しい雇用環境で培った能力や経験を生かし、県行政に貢献していただくことを期待している」と述べた。

 また県は8月、県庁で働くことに関心のある学生らを対象にオープンゼミを開く。同18~20日は行政職向けで、定員は各日50人。県人事課職員が県庁業務の魅力や県重点戦略などを解説するほか、若手職員との交流会もある。同12日には障害者向けのゼミも開催する。