今春の新型コロナウイルス感染症拡大は、本県の小学スポーツ界にも暗い影を落とした。5月下旬から各競技で徐々に練習が再開されてはいるが、子どもたちにとってこの春は心身ともに「我慢の時」となった。

 小スポには「少しでも多くの小学生を紙面に」というコンセプトがある。そのため記事も子どものコメント中心の構成だ。写真も多くの子どもが掲載できるよう選んでいる。

 しかし、その思いをコロナが完全に断ち切った。大会報道が全くなくなったため、4月からは小スポの記事も運動面で“間借り”して掲載に。あの手この手で記事をつなぐ日々。熱戦が1日でも早く戻ってくることを願わずにいられなかった。

 そんな中、本県の緊急事態宣言が解除された5月中旬からは練習取材に出向く機会が増えてきた。サッカー、水泳、ドッジボール、柔道…。子どもたちの真剣な表情に触れ、忘れかけていた熱を思い出した。

 県内では7月、全競技の先陣を切って新体操の県大会開催が決まった。少しずつだが、確実に「試合ある日常」は戻ってきている。