超小型人工衛星「TeikyoSat-4」の模型を囲み笑顔を見せる河村さん、青木さん、久保田さん(右から)=6月下旬、帝京大宇都宮キャンパス

 帝京大理工学部(宇都宮市)の学生らが開発した超小型人工衛星が、2022年度打ち上げ予定の宇宙航空研究開発機構(JAXA)のイプシロンロケットに搭載されることが、2日までに決まった。人工衛星内で多様な「宇宙実験」をするためのシステムを実証することなどが狙い。同機構からは「技術革新への活用も期待できる」と評価された。同学部が開発した前回機は14年、本県初の人工衛星として宇宙に行った。今回打ち上げるのは、部品製造などで県内企業が協力した「県産衛星」の第2段。関係者の宇宙への夢が膨らんでいる。

 宇宙での研究テーマを公募したJAXAは5月下旬、15件の選定結果を公表。超小型衛星部門では、帝京大を含め3件が選ばれた。

 打ち上げ予定の人工衛星「TeikyoSat-4」は約45センチの立方体。大学内のクラブの宇宙システム研究会と生物研究部が共同で開発した。14年に打ち上げた前回機「TeikyoSat-3」は地球軌道上を周回し、粘菌と呼ばれる微生物の実験に挑んだ。だが地上からの「命令」は、うまく通じなかった。