ストレスサインのチェックリスト

心が落ち着く呼吸法

ストレスサインのチェックリスト 心が落ち着く呼吸法

 新型コロナウイルスの感染防止による休校から学校が再開して間もなく1カ月。コロナ禍でマスク着用や給食の仕方などこれまでとは異なる学校生活を送る子どもたちも、疲れがたまってくる頃だ。県総合教育センター教育相談部の佐山功(さやまいさお)部長補佐に、親が注意すべき子どものストレスのサインやリラックス法などを聞いた。

 コロナ禍でマスクを着けて授業を受け、給食は前を向いて食べる。プールの授業がない学校もあり、学校生活は一変した。同センターには学校が再開した今月から保護者の相談件数が増え、不登校気味の子も出てきているという。

 佐山部長補佐は「コロナへの感染不安や制約の多い生活を送り、今までならつまずかなかった子が小さなことがきっかけでつまずく可能性がある。学校再開から1カ月の今は一つのヤマ」と指摘する。

 疲れたり、つらくなってきたりした子に、親はどうやって寄り添えばいいのか。まずは不調のサインに気付くことが大切。心や体が不調になったり、ストレスがたまると、不眠や食欲がない、甘える、攻撃的になるなどのサインが現れる。そういった子どものストレスのサインを見逃さないようにしたい。子どもの年齢や発達段階によっては、自分の状況をうまく言葉に出せなかったり、表面上は元気に見えても実は苦しさを抱えていたりすることがあるだけに、ちょっとした変化にも注視したい。

 ストレスを抱えた子どもへの寄り添い方として、佐山部長補佐は「子どもの話を最後まで聞いて、ネガティブな感情も受け止めてあげて」とアドバイス。途中で話を遮ったり、思い込みで子どもの話を判断したりせず、うなずいたり、相づちを打ったりして最後まで話を聞く。子どもの話の中に、恐れや不安、怒りなどの感情が出てきても、その思いは否定せず、「あなたは〇〇と感じているんだね」「〇〇が心配なんだね」と返そう。

 子どもに、不安の中で頑張り過ぎている心と体をほぐす時間をつくってあげることも大切。自律神経が整い、心が落ち着く呼吸法をさせるのもお勧めだという。

 佐山部長補佐は「こういう状況で頑張っている子が多い。何か心配事があれば、センターに相談を」と呼び掛けている。(問)同センター教育相談部028・665・7210。