県内で2019年に発生した労働災害の死傷者(休業4日以上)は前年比1人増の1931人に上り、過去10年で最多を2年連続で更新したことが1日までに、栃木労働局のまとめで分かった。働く高齢者の増加に比例して高齢者の事故が増えており、年齢別では60歳以上が最多の509人で、全体の26%を占めた。1~7日は全国安全週間。同局は「高齢者が安心安全に働ける環境づくりへ重点的に取り組みたい」としている。

 同局によると、年齢別は50代の450人が2番目に多く、50歳以上が全体の半数を占めた。19年の60歳以上の事故を男女別や事故形態別で分析したところ、女性の「転倒」が117人に上り、最も多いことが分かった。

 同局は「高齢になるほど運動機能が低下し、視力の悪化なども伴って転倒リスクは高まる。女性は男性に比べてバランス感覚や筋力が低下しやすい傾向がある」と分析する。