新型コロナウイルスの感染拡大防止を図るため、真岡市が市内の全小中学校計23校に配置したサーマルカメラの運用が1日始まり、児童生徒は昇降口などに設けられたカメラの前でチェックを受け登校した。
体表温度を瞬時に測定できるカメラやパソコン、三脚のセットは30日、各校に設置された。警告対象の設定温度は全小中で微熱の37度に統一し、検知された児童生徒は非接触型体温計などで教諭が再検温する。
約530人が在籍する真岡東小では東昇降口に設置。視察に訪れた石坂真一(いしざかしんいち)市長が見守る中、児童たちは登校班ごとにカメラの前を通って担当教諭に確認してもらい、それぞれの教室に元気に向かった。
4年堀口奈桜子(ほりぐちなおこ)さん(10)は「学校生活が安全に送れるのでとてもいいと思う」と話していた。