実がほとんど付いていないナシの木の枝を指さす菊地さん

 4月に続いた低温によるナシの被害が約2億5800万円に上った県内有数の産地の芳賀町。低温による被害としては平成以降では2013年に続く2番目の規模となった。実がならないなどの被害が発生しており、収量大幅減の恐れもある。JAはが野梨部会の同町芳志戸、菊地一夫(きくちかずお)部会長(62)は「各農家に着果数を確保するための木の管理を徹底してもらい、秋にはおいしいナシを届けられるよう努力する」と強調した。

 「枝に実が付いていないでしょう」。菊地部会長は実がまばらなナシの木を指さし、声を落とした。県芳賀農業振興事務所によると、程度の差はあるが、約80戸ある町内全てのナシ農家で被害が確認された。菊地部会長は町内全体での収穫量が「例年と比べ3割ほど減ってしまう可能性もある」と懸念する。