【宇都宮】市内のキャバクラ店で発生した新型コロナウイルスのクラスター(感染者集団)などに関連し、市が28日に実施したPCR検査の全39検体がドライブスルー方式の市PCR検査センターで採取されたことが29日分かった。同日、佐藤栄一(さとうえいいち)市長の定例記者会見で市が明らかにした。

 検体採取は、帰国者・接触者外来で行う場合、室内の感染リスクを考え、防護服交換、換気、消毒などに時間がかかる。一方、ドライブスルー方式は、車に乗った対象者から医師が窓越しに検体を採取でき、所要時間は10分ほどで済む。

 39検体のうち、クラスターに関係していたのは35人分。多くの検体を効率的に採取できたことについて、市担当者は「ドライブスルー方式の効果は大きい」と指摘。クラスター拡大防止に向けた迅速な検査実施のため、市は市外在住者の検査も引き受け、追加配備した検査機器をフル稼働させた。

 佐藤市長は、市民の安全安心確保に向け「病床の確保なども合わせ対応していく」と述べた。