市が活用提案を募る施設の一つ「今市宿市縁ひろば」

 【日光】市は25日、市の公共施設の利活用を進めるために本年度導入した民間提案制度を活用し、企業やNPO法人などを対象に5施設の活用提案の募集を始めた。9月に提案書類を受け付け、10月下旬に審査結果を公表する予定。

 同制度は民間事業者のノウハウを取り入れ、市民サービスの向上や持続可能な行政運営につなげる狙いで導入。提案内容は知的財産として保護し、随意契約を保証した上で事業化を進める。

 募集するのは、今市の観光施設「今市宿市縁(いちえん)ひろば」、相生町の「日光駅前駐車場」、藤原の「鬼怒川公園」、3月に閉校した「旧野口小」と「旧所野小」の5施設。期限を設けて提案を募る仕組みで、市資産経営課の担当者は「市の一押しをピックアップした」と話す。

 市縁ひろばは今市地域中心部の日光街道沿いにあり、広さ約3千平方メートル。木造の建物が2棟あり、2階建ての建物は観光案内所とそば店、平屋はそば打ち体験などに活用されている。ただ近隣の道の駅にも観光案内施設があるなど「機能が重複しているため、周遊につながる新たな活用を探る」(担当者)。指定管理期間終了後の2022年度以降の活用を募る。

 東武日光駅やJR日光駅に近接する日光駅前駐車場は、21年度以降の活用に向け「引き続き、駐車場の運営を前提に機能を高めてもらう」。

 広さ約1・7ヘクタールの鬼怒川公園や旧小学校校舎なども有効活用を進める。

 併せて、全市有施設を対象に期限なしで提案募集を始めた。同課は「現在の用途にこだわらず、市、市民、事業者にとって有効な提案をしてほしい」としている。(問)同課0288・21・5132。