新しい生活様式の説明を受ける参加者ら

 【佐野】高齢者や家族、地域住民などが集う場としてNPO法人などが運営する「大人の学舎(まなびや)」が、植下町の介護予防拠点施設「いきいき元気館さの」で再開した。新型コロナウイルス感染拡大の影響で、2月下旬から休止していた。再開初日となった24日には、高齢者を中心に約30人が参加。手足を使った簡単な体操を行い、久しぶりの再会を喜んだ。

 昨秋にスタートした「大人の学舎」は、市の委託を受けた田沼町のNPO法人「風の詩」(永島徹(ながしまとおる)理事長)が、市医師会の認知症初期集中支援チームと協力して運営している。

 新型コロナの影響による休止中は、電話での連絡や手紙などで参加者と交流し、外出自粛中の不安や悩みに寄り添う活動を継続してきたという。同医師会の伊藤友子(いとうともこ)さんは「電話で開催を希望する声も多かったので、皆さんの顔が直接見られてほっとした」と話した。

 ほぼ4カ月ぶりの開催となった24日には新型コロナを想定した「新しい生活様式」で必須となるマスクやアルコール消毒の正しい使い方を説明。手足を音楽に合わせて動かす「脳活体操」もあり、久しぶりでうまくできない参加者たちの笑い声が会場に広がった。

 開催を心待ちにしていたという大祝町の安岡(やすおか)よねさん(79)は「みんなとまた集まれて本当に楽しかった」とほほ笑んだ。

 開催にあたっては、参加者には2週間の体調や体温を記入する「体調チェック表」の提出が求められた。

 大人の学舎は毎月第2、4水曜日の午前10時~正午に開催。参加は無料。(問)同NPO0283・62・7082。