県野球連盟は27日、宇都宮市文化会館で臨時理事会を開き、新型コロナウイルスの影響で開幕を延期していた第51回県学童軟式野球大会の開催中止を決定した。1970年に始まった同大会が中止になるのは初めて。一方、県連盟は6年生の救済を目的とした代替大会を9月から開催する方針を決定。今後詳細を詰め、8月上旬に開催方式を決定する。

 同大会は県内最大規模の小学生野球の祭典として知られ、昨年は50回の節目を記念して史上最多となる236チームが出場した。今大会は当初、7月23日に開幕する予定だったが、県連盟は連盟所属チームの対外試合禁止期間が7月末まで延長されたことに伴って延期を決めていた。

 この日の臨時理事会では、県内の新型コロナウイルス感染状況が落ち着いていることなどを踏まえ、7月1日から対外試合を解禁し、1日2時間までとしていた練習時間を4時間まで延長することを決定。ただ、県学童軟式野球大会については7月中のスポーツ大会への出場を認めていない自治体があり、既に複数の支部が出場辞退する意向を表明していることから開催を断念。渡辺起祐(わたなべかつゆう)専務理事は「全支部の出場がかなわない状況で開催は難しい」と決断の理由を述べた。

 代替大会について、県連盟は9月5日から開催する方針。約230チームによるトーナメント戦を想定し、土日と祝日の計14日間で実施する見通し。