薬剤散布する作業車

 【那須】オオタカの営巣地としても知られる那須街道のアカマツ林の松枯れを防ごうと、林野庁の塩那森林管理署は24日、高久甲の同街道沿いの国有林40ヘクタールで松くい虫の防除を行った。

 同署によると、1983年に約2万本あった那須街道沿いのアカマツは、現在8100本に減った。そのため、松枯れの原因となる松くい虫「マツノザイセンチュウ」を媒介するマツノマダラカミキリが羽化する6月ごろに、毎年駆除作業を行っている。

 この日は午前4時から那須街道の一部を交通規制し、噴霧器などを載せた作業車18台で延長約2・6キロに薬剤を散布した。

 同所では年間約200本のアカマツが枯れているという。山口孝(やまぐちたかし)署長は「薬剤を散布しないと10倍以上のアカマツが枯れる計算。何とか食い止めたい」と話した。