羽化したオオムラサキを興味津々に見つめる児童ら

 【那須塩原】塩原小中は26日、校庭で国蝶(ちょう)「オオムラサキ」の放蝶会を開き、4年生らが初めて羽化させた雄1匹を空に放った。

 オオムラサキの飼育は、外部講師を務める箱の森プレイパーク自遊館童夢(中塩原)の君島章男(きみしまあきお)館長(62)が「虫を通して塩原の自然を知り、地元を大事に思うきっかけになれば」と授業に導入した。

 児童たちは昨年、初めて5匹を育てたが全滅。今年は5月28日に君島館長から幼虫をもらい受け、餌になる落葉樹のエノキで飼育を始めた。毎朝熱心に観察日記を付けて成長を見守り、今月23日、羽化に成功した。

 放蝶会で虫籠から外に出した4年高久龍斗(たかくりゅうと)君(10)は「足の力が強かった。成虫になってうれしい」と笑顔。空に放った同矢口紡(やぐちつむぐ)君(10)は「感動したけど、寂しい」と名残惜しそうだった。

 関谷小、大貫小でもオオムラサキの飼育を行っている。