【鹿沼】佐藤信(さとうしん)市長は25日の定例記者会見で、新型コロナウイルス感染拡大などに伴い経済的に影響を受けている子育て世代の負担軽減を目的に、小中学生の給食費を7~9月の3カ月間、無料にすると明らかにした。

 対象は市内全34小中学校の約7千人で、1人当たり小学生1万3500円、中学生1万6200円の負担軽減となる。予算は1億500万円。早急に対策を講じる必要性と財源を考慮し、期間を3カ月間に決めた。給食費は1度口座から引き落とされるが、その後振り込まれる。

 5月の市長選で給食費の期間限定無料化は争点の一つになっていた。10月以降も引き続き支援が必要な家庭に対しては、給食費を無料化するという。申請方法などの詳細は学校を通して通知される。

 また、新型コロナの影響で需要が減少した「かぬま和牛」を、学校給食で9月から来年3月まで月1回の計7回提供する。予算は800万円。給食費無料分と合わせて総額1億1300万円で、国の臨時交付金が財源になる。

 市は毎年10月に市制施行記念として給食で「かぬま和牛」を提供しており、今回は県の「地産地消元気アップ牛肉給食推進事業」も活用し、「かぬま和牛」の提供回数を増やす。

 佐藤市長は「スピード感を持って支援していくことが大切で、給食費支援は必要に応じて継続していく」と述べた。