めぶきFGの株主総会会場。出入り口には体温を測定するサーマルカメラが設置された=24日午前、宇都宮市

 足利銀行と常陽銀行(水戸市)を傘下に持つめぶきフィナンシャルグループ(FG)は24日、宇都宮市桜4丁目の足銀本店で定時株主総会を開いた。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で株主に来場の自粛を呼び掛けた結果、出席者は43人で前回より128人減少し、開催時間も半減した。出入り口に体温を計測できる「サーマルカメラ」を設置するなど、新型コロナ対応で例年とは異なる形での開催となった。

 足銀本店の出入り口付近には消毒液を設置したほか、サーマルカメラが入場する株主の体温を表示した。37.5度以上の場合は光が点灯し、別室で再度検温するなどの対応を想定した。看護師と保健師の資格を持つ行員も対応に備えて待機した。

 今回は来場を自粛して郵送やインターネットでの議決権行使を呼び掛けた。会場内は一定の距離を取っていすを配置し議事進行も一部報告を省略した。総会では取締役7人の選任など4議案を原案通り可決した。

 質問や発言は3人で、新型コロナウイルス感染症への対応の質問もあった。笹島律夫(ささじまりつお)社長(常陽銀行頭取)は「お客さまごとに必要な提案をし全力で地域経済の支援に取り組みたい」と述べたという。総会は34分で終了した。

 質問に立ったという宇都宮市、男性(78)は「株主総会には毎回出ており自分の目で見たかった。新型コロナで経済、国民生活が大きく変わるが、それに対応した営業施策を十分に執って頂きたい」と話した。