独自公式戦の開催方式変更について話し合われた県高野連の部長会=県総合教育センター

 新型コロナウイルス感染拡大の状況などに鑑み、本県独自の公式戦「2020年栃木県高校野球交流試合」をトーナメント方式での開催へ変更を決断した県高野連。24日の臨時理事会後、「3年生がやってよかったと思える試合にしたかった。世の中の流れが動きだし、変更できるものは変更した」と藤田光明(ふじたみつあき)理事長は述べた。選手の安全確保と、トーナメント方式を希望する声を受け、苦慮して導き出した答えだった。

 県高野連は5月28日、県独自の公式戦の開催を決定。今月5日までに加盟全61校が出場の意思を表明した。16日の運営委員会では、各校をレベルに応じてグループ分けし、原則1チーム1試合ずつ、7月18日~8月2日の計8日間、清原と県営の2球場で1日各2試合を行うことを決めた。限られた日程の中で、選手たちの安全安心を最優先にした決定だった。

 しかし、県内で新型コロナの新規感染者数ゼロが続き、関東地区の各高野連(山梨県を除く)がトーナメント形式で独自大会開催を決定。これらを踏まえ、県高野連は加盟各校の意見を再聴取。24日の部長会では出席者の大多数がトーナメント方式に賛同した。

 県高野連は部長会終了後の臨時理事会で、トーナメント方式への変更を決定。とちぎ木の花スタジアム(栃木市営)を含む3球場を使用し、7イニング制で1日3試合(栃木市営は原則2試合)を実施。五回以降10点差でコールド、タイブレークは八回からと定めた。

 日程は従来の8日間で、雨天順延がなければ最終日に8強までが決まる予定だ。複数試合を行うチームが出るため「1週間500球以内」の投球数制限を導入する。

 23日には保護者ら約1900人の嘆願書も提出されていた。「何がベストなのかを判断するのは難しい。誰もが応援してくれる結論を出したいが…」。藤田理事長は苦渋の表情で話した。