出荷する繭の選別を行う生産者ら

 【那珂川】馬頭のJAなす南の都集荷場で24日、今年最初の繭の出荷作業が行われた。

 同JA養蚕部会に所属する町内の養蚕農家3軒が丹精して育てた繭計約520キロが集まり、汚れた繭などが目視で取り除かれた。純白に輝く良質な繭は袋に詰められ、トラックで山形県の製糸会社に運ばれていった。

 同部会の繭は、光沢や糸のほぐれ方、糸の長さといった品質の良さが自慢で、大手百貨店の高島屋のオリジナルブランド振り袖に使われている。今年は新型コロナウイルス感染症の影響で着物の需要減が見込まれ、注文は減っているというが、同部会長の藤田久男(ふじたひさお)さん(68)は「天候に恵まれ今年も良い繭ができ、無事に出荷できて良かった」と話した。