シェレンバウムの鈴木社長(左)に応援旗を手渡すナスライガー

 【那須塩原】新型コロナウイルスの影響で落ち込む地元を盛り上げようと、上厚崎の地域活性化団体「那須らいず」がご当地ヒーロー「ナスライガー」による支援活動を行っている。イベントなどでの活躍が減る経る中、動画投稿サイト「ユーチューブ」で新曲を公開し、飲食店を励ますのぼり旗なども配布した。見えない敵と闘うため、ナスライガーは「『どんな時も諦めず頑張ろうぜ』と一歩踏み出す勇気を届ける」と意気込む。

 ナスライガーは2014年に誕生した那須野ケ原の平和を守る勇気の戦士で、ヒーローショーなどを中心に活動してきた。今年3月以降、出演イベントが相次いで中止となる中、「臨時休校中の子どもたちを励ましたい」と同市出身のアーティスト「レイケイ」と新曲「キミだってヒーロー」を制作。一緒に踊れる簡単な振り付けを作り、体操動画として紹介している。

 5月からは地元飲食店の応援企画として、「俺たちは負けない!」と書かれたのぼり旗と、子ども客へのプレゼントとして全3種類のポストカードを無償配布している。沓掛のパン・洋菓子製造販売「シェレンバウム」の鈴木謙允(すずきのりまさ)社長(56)は「子どもたちがどこにも遊びに行けない中、買い物に来て『ライガーだ!』と楽しんでくれた」と話す。のぼり旗とカードは今後も希望した県北の飲食店に提供を続ける。

 ナスライガーの活動の場は当面ネットが中心となるが、那須らいずの木口明久(きぐちあきひさ)代表(59)は「密を避けながら小学生の登校時にあいさつ運動を行うなど、こちらから出向いて元気づけていきたい」と前を向く。