ドライブスルー販売を始めた各社のパンフレット

 【宇都宮】目利きのプロが厳選した魚をご自宅で-。新型コロナウイルス感染症拡大の影響で魚の消費が落ち込む中、市中央卸売市場水産物卸協同組合はこのほど、初のドライブスルー販売を始めた。「3密」を避ける方式で、一般家庭ではなかなか食べられない高級食材を卸売価格で提供。魚を食べる楽しさや調理する楽しさ、知る楽しさを感じてもらおうと、同組合5社が団結し企画した。

 販売するのは苅込水産、貞正、米金水産、雄都水産、マル沖水産。各社ともホテルや割烹(かっぽう)、すし店などに食材を提供する魚のプロだが、取引先の休業などで、4月は7割も売り上げが落ち込んだ社もあるという。

 魚は、セット販売が基本。キンメダイやノドグロ、アジ、ホッケなどその日に入荷した新鮮な高級魚などを何種類か詰め合わせて3千円、5千円、1万円などの価格で販売する。中トロや赤身などマグロのさく、切り落とし、ネギトロや赤魚などの干物のセットもある。

 注文方法は、引き取り希望日の3日前までに直接、各社に電話かメールで注文する。詳しい内容は市場のホームページで見られる。受け取りは、市場休業日(水、日曜、祝日)以外の午前11時~午後1時。直接同市場で、商品を引き渡す。

 貞正社長で同組合の大類均(おおるいひとし)専務理事(71)は「各社こだわりのある魚を提供します。卸価格でお得なので普段食べられないおいしい魚をたくさんの人に味わってほしい」と話した。