【栃木】市内在住であれば学区外からも転入学できる小規模特認校の国府南小は20日、入学希望者らに向けて授業などを公開する「オープンスクール」を、動画投稿サイト「ユーチューブ」のライブ配信で実施した。複数の視聴者が参加し、画面越しに児童の活動などを見学した。
小規模特認校の同校には全校児童37人のうち13人が学区外から通学している。今回のオープンスクールは新型コロナウイルス感染症への対策として、初めてオンラインで実施した。同校の卒業生でデザイナーの寄居町、青柳徹(あおやぎとおる)さん(43)が発案した。
青柳さんがカメラを持って校内を回り、児童へのインタビューや実際の授業の様子をライブで配信。学校の魅力などを画面を通して紹介した。また、チャット機能を使って視聴者から寄せられた質問には塩田裕子(しおだひろこ)校長らが答えるなどしていた。
配信は1時間ほど実施。青柳さんは「毎年行っている催しを止めたくなかった。オンラインにすることで、市内外の人に学校の魅力を伝えることができた」と振り返った。
この日は、ビデオ会議アプリ「Zoom(ズーム)」を活用した保護者向けの授業参観も実施した。