濱田庄司が愛用した大登り窯をたいた「登り窯復活プロジェクト」。益子、笠間両市町の陶芸家約90人が5千点以上を焼き上げた=2018年2月、益子町益子の益子参考館

 文化庁は19日、地域の有形・無形文化財を観光振興や地域活性化につなげる本年度の「日本遺産」に22都道府県の21件を新たに認定した。栃木県からは益子町が茨城県笠間市と共同申請した「かさましこ ~兄弟産地が紡ぐ“焼き物語”~」が選ばれた。本県関係の認定は、2018年度の「大谷石文化」(宇都宮市)と「那須野が原開拓」(那須塩原、大田原、矢板、那須の4市町)以来となり、15年度の足利学校など「近世日本の教育遺産群」(足利、水戸など4市)を含め計4件となった。

 認定件数が15年度から累計で104件に上り、「20年度までに100件程度」とした目標に達したことなどから、文化庁は認定を当面最後とし、追加しない。

 日本遺産は、地域の魅力を発信する明確なテーマを設定した上で地元に根差した文化財を中核に据え、日本の文化・伝統を語る「ストーリー」を認定する。