松寿園溜上・下のハザードマップ

 【足利】市は18日までに、決壊した際の浸水区域に家屋などがある農業用ため池「防災重点ため池」5カ所のハザードマップを作製した。2018年の西日本豪雨後の新基準に基づき県が19年に見直したところ、防災重点ため池は県内に225カ所あり、市町別では市が最多の55カ所だった。

 マップを作製したのは松寿園溜(だめ)上・下、百間溜上・下、西山溜の5カ所=いずれも大沼田町=で、上・下を合わせて三つのマップにした。総貯水量が松寿園溜は上・下各7800立方メートルになるなど、55カ所のうち貯水量が比較的多く、浸水想定区域に家屋などが多いため池を選んだ。

 A3判を折り畳んだ裏表印刷で、ため池の総貯水量や堤高などの基本情報のほか、マップに浸水到達時間と浸水深を色分けし、一時避難所の場所と合わせて掲載した。浸水想定区域内の自治会には全戸配布するほか、市ホームページに掲載する。

 国の新基準は決壊後1時間で深さ1ミリでも浸水する区域に家屋などがある場合は防災重点ため池とした。市内は特に北部の山沿いで小規模なため池が多い。