蚕の状態や温度管理など回転蔟の点検を行う安納さん

 【宇都宮】市内で唯一養蚕を営んでいる飯田町、農業安納光作(あんのうこうさく)さん(71)方で、繭作りが最盛期を迎えている。

 安納さんは、自宅近くにある約1ヘクタールの畑で桑を生産。この葉を餌に約12万頭の蚕を飼育している。約7、8センチに成長した蚕は、安納さんらの手で「回転蔟(まぶし)」と呼ばれる段ボール製の枠に移動すると、糸を吐き、10日ほどで繭になる。

 繭作りを行う小屋には、回転蔟がびっしり並ぶ。出荷を前に安納さんは17日も、蚕の状態を見たり、気温、湿度管理など点検に取り組んだ。

 今年は平年並みで、今月下旬には約170キロの繭が出荷できる見込み。安納さんは「温度管理が大事で、今年はあまり寒くないので、繭作りは順調です」と話した。