岩肌にひっそりと咲くコウシンソウ=17日午後0時30分、日光市足尾町

 栃木県日光市足尾町の庚申山(1892メートル)の岩肌に、希少な食虫植物「コウシンソウ」が薄紫色の愛らしい花をひっそりと咲かせている。

 同所に自生するコウシンソウは国の特別天然記念物に指定されている。高さは6~7センチで、梅雨の時季に1センチ程度の花を咲かせる。

 同市足尾観光課によると、今年は例年よりやや早めの今月上旬に咲き始めたという。17日現在、ピークは過ぎつつあるものの、今週中は見られるという。

 上級者向け「お山巡りコース」にある標高約1600メートルのツル・カメ岩付近が群生地。付近では「ユキワリソウ」も紫色の花を咲かせている。

 千葉県市川市からコウシンソウを見に来たという無職女性(65)は「初めて見て小ささに驚いた。とてもきれいで、見られて良かった」と話した。