【日光】鬼怒川・川治温泉旅館協同組合に加盟する28宿泊施設の5月の宿泊者数は計1779人で、前年同月比98.2%減と大きく落ち込んだことが15日、同組合のまとめで分かった。新型コロナウイルス感染拡大に伴う国の緊急事態宣言を受けて大半の宿が1カ月間休業するなどしたためで、確認できる2008年以降の単月で最少を更新した。これまでの最少はことし4月の計9190人だった。

 5月の宿泊者数を地区別で見ると、鬼怒川(25施設)が同99.1%減の860人。県からの休業要請が続いた10日まで全ての宿が休業した上、月末まで休業を継続した宿も多かった。川治(3施設)は中旬以降、再開した宿もあり、同比80.4%減の919人だった。

 6月は1日から全面再開した宿や、週末に一部再開した宿がある。県境をまたぐ移動の自粛が全面解除される19日以降は再開する宿がさらに増える見通し。ただ全体的に予約の動きが鈍いことなどから休業を継続する宿もあり、対応は分かれている。

 同組合の庄田哲康(しょうだてつやす)理事長は「各宿で感染防止対策に取り組んでいる。夏休みに向け、安心、安全な環境づくりをさらに進めていきたい」と話した。