ずらりと並んだ紙箱にできた繭=13日午前11時20分、小山市三拝川岸

 養蚕が盛んな栃木県小山市で、今年最初の繭作りが大詰めを迎えている。

 同市三拝川岸、JAおやま養蚕部会長五十畑茂(いかはたしげる)さん(72)方では、約25万匹の蚕を飼育。クワを与え、「回転蔟(ぞく)」と呼ばれる木枠に並べた紙箱の間仕切りの中で繭を作らせる。蚕が繭を作るまで10日ほどかかる。

 13日は、五十畑さんが白い繭の付いた紙箱を入念に点検していった。16日に約500キロの繭が出荷できる見込みだ。繭作りは10月までに計4回行われる。

 五十畑さんは「今年はクワの生育が思わしくなかったが、繭作りは順調。新型コロナウイルスの感染拡大で絹製品の販売に影響が出ないか心配」と話した。