個性あふれる9品の味わいを楽しめる

 容器のふたを開けた瞬間、薫製の香りがふわっと上がり、「わぁ~」と心を酔わされた。「燻製(くんせい)レストラン&バー SMOKEMAN(スモークマン)」は、薫製メニューに特化した県内でも珍しいお店だ。

Web写真館に別カットの写真

 テークアウトメニューは薫製にした食材を用いたミートソースやカレー、タコライス、煮込み料理など幅広い。大倉礼生(おおくられお)マネージャー(37)は「スモークすることで味わいに深みが出る」と魅力を語る。

 ずっと気になっていたのが「燻製おつまみ9種」(1200円)。薫製したナッツ、オリーブとセミドライトマト、ポテトサラダ、鴨胸肉、ホタテ、たくあん、半熟タマゴ、生ハム、そして箸休めのピクルス。少しずつ、いろいろな種類を楽しめるのが人気という。

 何からいただこうか。よし、鴨胸肉。ほのかな香りと甘みが口の中いっぱいに広がり、幸福感に包まれた。たくあんの味わいは、どこか懐かしい。9品それぞれに個性があって面白い。酸味の効いたピクルスでリセットしながら次から次へと箸を進めた。

 家族が寝静まった後、録画したテレビドラマを眺めながら、薫製料理に舌鼓を打ち、気が付けば、ワイングラスを2杯も空けている。至福の時間。癖になってしまいそう。