イベント企画などのニトリ総合企画(日光市小代、似鳥修一(にとりしゅういち)社長)と自動車販売・整備のスティンクス(宇都宮市中島町、手塚重徳(てづかしげのり)社長)は12日、新型コロナウイルス感染症向けに開発した「移動式PCR検査車両」を発表した。
車両はワンボックスバンの最後部に、アルミフレームの台と透明なアクリルボード、ビニールシートを取り付け、アクリルボードには検査専用のゴムグローブを固定した。採取する際はゴムグローブの上から別のビニール手袋を装着し、1回ごとに交換する。
医療従事者は被検者と接することなく、検体を採取でき、感染リスクを大幅に低減できる。アルミフレームの台やアクリルボードなどで構成する壁面が車外側へ可動できることから、医療従事者は疲れにくい姿勢で作業ができる。防護服交換の必要もない。
車両への施工費用は50万~60万円を想定する。(問)ニトリ総合企画0288・27・2166。