トロフィーを持つ大賞の佐川さん(右から2人目)ら受賞者と下野新聞社の岸本社長(右)=12日午前11時45分、宇都宮市内

 ビジネスや文化など多方面で地域社会に活力をもたらしている若手を顕彰する「第3回とちぎ次世代の力大賞」(下野新聞社主催、栃木銀行、JA共済連栃木、井上総合印刷、ホテルニューイタヤ協賛)の表彰式が12日、宇都宮市内のホテルで行われた。大賞を受賞した「阿部梨園(なしえん)」(宇都宮市)の佐川友彦(さがわともひこ)氏(35)、奨励賞に選ばれた農業井上真梨子(いのうえまりこ)氏(38)=那須町と発酵食品製造販売「アグクル」=宇都宮市、小泉泰英(こいずみやすひで)代表(23)=に表彰状と天明鋳物師若林秀真(わかばやしほつま)氏が制作したトロフィーが贈られた。

Web写真館に別カットの写真

 佐川氏は2014年に阿部梨園の経営に参画。4年間で重ねた500件の経営改善の実例をインターネット上で無料公開して経営改善のモデルを示し、全国の小規模農業者の指針となるなど、社会的な波及効果の高さが評価された。

 井上氏は農業の傍らコシヒカリを使ったポン菓子「イナポン」を開発して販売するなど6次産業化を推進。ぬかやわらなど、米だけにとどまらない田んぼの価値を追求し続けるなど、取り組みの独自性と成果、実績が評価された。

 アグクルは小泉代表が宇都宮大学在学中の18年5月に創業。「本物の食を届けたい」との思いから米麹に着目し、子育て家庭でも安心して使える発酵食品を開発するなど、発想力や実行力が評価された。

 下野新聞社の岸本卓也(きしもとたくや)社長は「3人とも大いなる可能性に満ちており、本県の未来をリードすべく飛躍することを期待している」とねぎらった。