奈坪川があふれ浸水した住宅街=11日午後7時50分、宇都宮市東町

強風で屋根が飛ばされた住宅=11日午後7時40分、さくら市金枝

奈坪川があふれ浸水した住宅街=11日午後7時50分、宇都宮市東町 強風で屋根が飛ばされた住宅=11日午後7時40分、さくら市金枝

 県内は11日、梅雨前線に暖かく湿った空気が流れ込んだ影響で広い範囲で雨が降った。宇都宮地方気象台によると、黒磯では1時間に57.0ミリの非常に激しい雨が降り、6月の観測史上最大を記録。強風による屋根の損壊や床下浸水も相次いだ。

 さくら市金枝では午後5時すぎ、木造平屋民家のトタン屋根が強風で飛ばされ、隣接する水田などに散乱した。この家に住む女性(85)にけがはなく、「強風にたたき付けられ、ガタガタと揺れるサッシ窓の音がひどかった」と話した。

 県危機管理課などによると午後9時5分現在、宇都宮市東町では奈坪川があふれ、床下浸水の被害が2棟あった。さくら市のほか、鹿沼市でも民家の屋根の一部が剥がれる被害があった。強風によるとみられる。

 JR東日本によると、大雨の影響で、JR烏山線宝積寺-烏山駅間、日光線宇都宮-日光駅間の上下線で運転を見合わせた。

 同気象台によると、1時間降水量は鹿沼56.5ミリ、高根沢41.0ミリ、宇都宮34.5ミリに上った。12日の最高気温は宇都宮と大田原ともに29度の予想。昼すぎから夕方にかけて雷を伴い非常に激しく雨が降る恐れがあるという。