県農政部は10日、県議会農林環境常任委員会で、4月中旬の低温によるナシを中心とした農作物への被害が県内16市町に及び、被害額は約13億9千万円に上ると報告した。低温による被害としては過去50年で3番目の規模。受粉が進まず果実が少なくなったことが主な要因で、同部は「適切な技術指導をし、被害を最小限に抑えられるよう努める」としている。

 被害額全体の99%をナシが占める。ナシは今季、暖冬の影響で開花が例年より7~10日ほど早まった。ただ、受粉の時季を迎えた4月中旬に県内では雨が多く、気温が平年を3度近く下回る低温となり、受粉が十分に進まなかった。