宇都宮大がサラワク大と行ったオンラインによる報告会

 新型コロナウイルスの影響で留学など国際交流教育が滞る中、宇都宮大は海外協定校とオンラインによる合同セミナーや講義を行うプロジェクトを始めた。この受講を卒業単位として認めることも検討し、「コロナ後」の新しい国際交流を目指す方針という。

 同大留学生・国際交流センターによると、海外協定校は27カ国82校。新型コロナウイルス感染拡大による入国制限などで、学生40人がこうした大学に交換留学できずにいる。また出身国へ一時帰省した留学生が日本に戻れないという。

 同大はこうした現状に加え、コロナ後も単純に以前のようなグローバル化に戻るとは考えられないとして、新たに海外協定校とのオンラインの合同セミナーや講義の実施を検討。単位の交換の実現も目指す。時差を考慮しアジアの大学を中心に取り組む。

 5日はマレーシアのサラワク大と、初めてオンラインの英語研修の報告会を実施。両大の学生ら148人が画面を通して報告や、意見交換を行った。

 夏秋知英(なつあきともひで)副学長(65)は「新型コロナの騒動を機にオンラインが広がり、大学教育は世界レベルの競争になった。より良いオンラインの講義を提供する必要がある。どこにいても学べ、学生のメリットも大きい」と話している。