夏の夜空を約3万発が彩った昨年の「うつのみや花火大会」=2019年8月10日午後7時25分、宇都宮市道場宿町

 うつのみや花火大会を運営する宇都宮市のNPO法人「うつのみや百年花火」は9日夜、同市役所で報告会を開き、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から9月21日に開催予定だった「2020うつのみや花火大会」を中止すると発表した。

 代替の企画として、8月1日から会員制交流サイト(SNS)に手持ち花火を楽しむ動画や写真などを投稿してもらう「おうち花火3万人でチャレンジ!」を実施する。

 うつのみや花火大会は2007年から市民有志が企画運営を担い、同法人に移行した。毎年8月第2土曜に開催し、約3万発が県都の夜空を彩る一大イベント。今年は東京五輪・パラリンピックの日程と重なり、会場の警備体制を十分に整えられないとして、約1カ月の延期を決めていた。

 緊急事態宣言を受け、同法人は4月から大会の方針について協議。開催した場合、県内外からの来場者が密集して感染拡大のリスクが高まり、安全確保が難しいことから、この日の理事会で中止を決定した。

 報告会で2020年大会の亀井光一郎(かめいこういちろう)会長(44)は「例年通りの規模で行うのは難しいと判断した。今年は新しいやり方(おうち花火)で、みなさんに元気を届けたい」と説明した。