県内は9日、高気圧に覆われ各地で気温が上昇し、真夏並みの暑さとなった。最高気温は佐野で平年より9・5度高い35・1度となり、関東地方で今年初めての猛暑日を記録した。
宇都宮地方気象台によると、全14観測地点のうち土呂部を除く13地点で、今年一番の暑さとなった。最高気温は小山33・2度、真岡32・9度、宇都宮32・4度、大田原32・0度など計8地点で真夏日を観測した。佐野は全国で3番目の暑さだった。
宇都宮市中心部ではこの日の午後、強い日差しが降り注いだ。日傘を差しながら歩く人や、日陰で休む人の姿が見られた。
10日の最高気温は、宇都宮と大田原ともに33度の予想となっている。同気象台は熱中症など健康管理に注意を呼び掛けている。