鹿児島県で10月に開催を予定している国民体育大会の延期が検討される中、県国体・障害者スポーツ大会局は9日、2021年度以降の開催県との4県合同で、近く文部科学省などに要望すると発表した。要望では、鹿児島国体の開催可否や代替案の検討に当たり、4県の意見も尊重した上で判断するよう求める。

 鹿児島国体を巡っては、新型コロナウイルスの影響で10月の開催が難しい情勢となり、鹿児島県が1年程度の延期を求めている。関係機関が6月中にも開催の可否を判断する見通しとなっている。

 今回、合同で要望するのは、本県のほか、三重、佐賀、滋賀県。文科省とスポーツ庁、日本スポーツ協会、日本障がい者スポーツ協会の4者に対し、ウェブ会議や文書を通じて要望する。

 本県としては、大会の名称が国民スポーツ大会に変わる前の「最後の国体」であることや、冬季大会と本大会を同時に開催する一体性などを踏まえた判断を求める考えだ。福田富一(ふくだとみかず)知事も5月28日の県議会代表質問で「最後の国体として冬季大会と秋の本大会を開催することに強い思いを持って準備を進めてきた」と答弁していた。

 国体の開催については21年の三重県、22年の本県が正式決定済み。佐賀、滋賀両県の開催も内定している。三重県の鈴木英敬(すずきえいけい)知事はこれまでに「(来年は三重で)予定通り開催する」「長年かけて準備しているのは鹿児島県だけではない」などと発言している。